確定申告は初年度から青色で！白色申告は損している
フリーランスの確定申告、開業届を提出したばかりの初年度は
売り上げもそんなにないし、青色申告って難しそうだから白色申告しておけば大丈夫かな…っと
おっとその白色申告損してますよ！
初年度で売上があまりなくても、青色申告で確定申告をしておけば
何かと得する場面があるのです。
わたしは開業前にこれを聞いていたので、初年度からずっと青色申告で提出しているので
白色申告のはかなさが身をもってしてわかっていませんが
青色申告で得した！ということを今回はお伝えしていきますね。
※税理士さんからのご教示を受けたこと、自分で確定申告した体験に基づきお伝えしています。
青色申告が白色申告よりもお得な理由
赤字（損失）が3年間繰り越せる
フリーランスを開業した初年度は、何かと経費がかさむもの。
名刺を作って交流会に行って、動きに動く場合もあれば
インプットのために本や教材を買ったり、ブログ運営のためのツールを買ったり。
サーバー代、ドメイン代、有料のWPテーマやイラストを頼んだり…
その割には売上ってそんなに最初から立たない日々もあるでしょう。
蓋を開ければ赤字ってことは普通です。
これ、初年度から青色で確定申告していれば、次の年に黒字になった時に
前年度の赤字分を繰り越してチャラにできるんですよ。
白色申告ならそうはいかない。赤字繰越ができません。
青色申告の赤字繰越は向こう3年間有効なので
合間で売上が下がった年ができても、また向こう3年間は繰り越しできます。
なんて自営業者に優しい措置なのだ（涙
赤字ならバイトの源泉徴収が還付金で返ってくる
売上がいよいよ立たなくて、フリーランスと兼業しながらバイトする
という場合も出てくるでしょう。
その時にも事業所得と給与所得を合算して、控除分を引いてもマイナスだった場合
バイトで引かれた源泉徴収が還付金として戻ってきます。
ランサーズ等のクラウドワークで、クライアントから源泉を引かれた場合も同じ。
どんだけ売上立ってないんだ(笑)とお思いでしょうがｗｗ
基礎控除に加えて、生命保険・地震保険・国民年金と控除対象はたくさんあるのです
利益が出てきたら、ふるさと納税や寄付、小規模事業者共済で積立した分も控除できますから
個人事業主になると、税金を払うのがどれだけ売上いるんだっていうぐらい大変になってきます。
何気なく納税してくれるサラリーマンに感謝…
青色申告は思うほど難しくない！
青色申告って複式簿記で、計算がややこしそう…簿記苦手だし3級すら持ってないし(笑)というイメージから敬遠されがちですが
思うほど難しくないことを知っておいたほうがいいですよ
自分の頭の中だけで、青色申告のハードルを上げている可能性は大いにありますので(笑)
実際、白色申告で提出している人に聞くとさほど手間は変わらないようです。
10万控除までは損益計算書のみでOK
まずは利益がそんなに出ない頃は、こちらの10万控除からスタート。
10万控除の場合の青色申告決算書は、損益計算書のみです。
はい、売上と経費を差し引くアレですね
ね、白色申告となんら変わらないでしょ？
だったら青色申告で提出しないと勿体ないですよね！
65万控除ほど利益が出ていれば税理士さんに頼もう
フリーランスの活動が軌道に乗って、利益がたくさん出てきた時に考えるのが65万控除。
こちらから複式簿記になり、損益計算書と貸借対照表が必要になってきます。
ここまでになると、自分で計算するのも大変になるので税理士さんに決算を頼みましょう。
税理士報酬は稼いでいる中から払っても、全くもってお得になります。
ちなみにうちの師匠も利益が出すぎてどうしよう…と税務署へ行って
税務署の人と一緒に複式簿記をこなして65万控除できたそうです！バンザイ！
青色申告申請書を開業届と一緒に提出すると忘れない
青色申告で確定申告をするには、まず税務署に「青色申告申請書」を提出する必要があります。
こちら、開業届と一緒に提出しておくと後々面倒ではなく忘れずに済みます。
いずれ必要になるし、初年度からお得になるので提出しない理由がわからない(笑)
提出書類の欄「複式簿記」に〇はつけますが、10万控除の段階では必要ないのでご心配なく。
もう白色申告っていうだけで、個人事業主として自信がないのかなと思うぐらい
青色申告を推したくてたまりません(笑)
賢く節税するのもフリーランス運営のうち
せっかくお客様やクライアント様からいただいたお金を賢く運用したいじゃないですか。
投資に走るよりもまずはここ。確定申告の方法から見直しましょう。
お金のことから目を背けると、結果的に損をしていることもあります
自分で稼ぐと決めたなら、苦手なお金ともしっかり向き合っていきたいですね。
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